不幸な環境の元に生まれた子どもはどうすれば幸せになれるのか
父親はわずかな納入金の負担を拒絶、原田さんも払いたくなくて高校中退した。父親に退学を伝えると、興味なさそうに「あ、そう」とうなずかれただけだった。
— キョウ@会社員ブロガー (@kiku9113) 2018年6月14日
↑気軽な気持ちで読み始めたけど、想像以上に壮絶で…
25歳女性が「最下層」から抜け出せない理由 #SmartNews https://t.co/6ZPkKxrKvR
こんにちは。今日は上記の記事を読んでいました。
僕はよく「親に恵まれたね」と友達から言われます。
言われた時はあまりピンと来ないのですが、確かに、3人兄弟で3人とも大学卒業し部活もサッカーに打ち込み、何一つ不自由なく今まで生きてきました。
友人の中には高校からアルバイトを始めた人もいましたが僕はしてません。
仕事を始めた後に知り合った人の話を聞くと、大量の奨学金(僕の3倍くらい)借りて今も返済している人もいるし、よくニュースでも流れます。
それでも恥ずかしい事に「ああそうか。働く前からお金に苦労している人もいるもんだな」ぐらいにしか思っておらず、自分の恵まれた環境を当たり前のように思っていました。
しかし、今日読んだ記事で考え方が変わりました!
「経済的に貧しく」かつ「愛情に乏しい」家庭に生まれた子どもは悲惨である
ぼくはそう思いました。
記事を引用しながら感想を書いていく。
25歳女性が「最下層」から抜け出せない理由 | 貧困に喘ぐ女性の現実 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準 (以下参照省略)
今回紹介するのは、「両親は3歳の頃に離婚。母親は男を作って出ていきました。それから1度も会っていません。5歳の頃に父親が脳腫瘍で倒れそこで私の人生は終わりました」と編集部にメールをくれた、東北出身の25歳の女性だ。
ドラマとか映画でありがちな家庭です。
恥ずかしながらドラマや映画では全く感情移入出来ず、何も思っていませんでした。
父子家庭の子として育ちますが、頼りの父親も倒れてしまう。
原田萌さん(25歳、仮名)は、淡々と語りだした。一貫して表情はあまり変わらない。本人は“何もかもあきらめている”と言うが、年齢相応の若さも喜怒哀楽もなく、本当にただ生きているという感じだった。
鬱の症状に近い…というか、鬱はもう患っているようですね。現在は工場の仕事とデリヘルを掛け持ちしているそう。が!しかし、それでも稼ぎは月に13万ほどという。
なぜかというと、今は風俗もデフレの波に飲まれてしまって格安の風俗が多いそう。そのため女性の取り分が少ないそうだ。…それにしても工場安いな。
しかも、この女性には
新車の軽自動車のローンと消費者金融から借りた100万円の借金があるそう。
…はい?
あほかよ?なんで車買ったり借金とかしてんだよ。ばか。
って正直思いました。
ちなみに車は手放していてローンだけ残っている模様。
次に長い引用に入ります。ここが一番衝撃だった…。
どんな家庭だったのか聞いていく。父子家庭に育ち、ネグレクト状態で祖母に育てられた。父親は彼女が幼少の頃に脳梗塞で倒れ、障害者認定を受ける。祖母のいる実家に父子で暮らし、障害年金と賃金の低い仕事の報酬が世帯収入だった。祖母と父子は別世帯だったので、世帯年収はおそらく150万円未満だ。
母親は父親が倒れた時期に不倫して、病み上がりの父親と幼かった娘を捨てた。母親の記憶はまったくなく、顔も名前も知らない。母親代わりになった祖母は「お前の母親は淫乱女」みたいな暴言を延々と言い続けたという。劣悪な環境で育っている。
「勉強は小学校までは普通にできたけど、中学校から英語がまったく覚えられなかった。おカネがないから塾とか考えられなかったし、おばあちゃんがとにかく厳しかった。勉強しろって木の棒でたたかれ続けました。バカで無能なお前は、あの女みたいになりたいのか!って。私を棒でたたきながら、いつも母親のことをののしる。私は母親のことなんて、なにも知らない。精神的な限界を超えちゃいました」
不眠がはじまって登校する意欲がなくなった。中学2年生の1学期に不登校になって、部屋に引きこもった。
「最終的におばあちゃんに殺意みたいなのが芽生えて、キレました。部屋に鍵かけて不登校になって、暴れて壁を壊した。家族とは誰ともしゃべらなかったし、なにも聞かなかった。おばあちゃんとはお互いを見捨てたというか、一切関係ないみたいな感じになった」
ほとんど登校しないまま卒業した。定時制高校に進学した。高校へは通ったが、中学校で勉強をまともにしていないので授業にはついていけなかった。
「今思えば、こんなことになったのは、高校を辞めたことがいちばん大きかった。1年生が終わるとき、お父さんが高校に必要なおカネを払ってくれなかった。公立だったので微々たる金額で、確か1万5000円くらい。『うちにそんなカネはない、自分で仕事して払え!』って怒鳴られた。アルバイトはしていたけど、自分で払うのは嫌だった。そのまま辞めちゃいました」
父親はわずかな納入金の負担を拒絶、原田さんも払いたくなくて高校中退した。父親に退学を伝えると、興味なさそうに「あ、そう」とうなずかれただけだった。
そりゃキレるよな…。両親もおばあちゃんもメチャクチャだよ…。
お父さんは病気で倒れていて自分の事で精一杯だろうけどさ、娘を高校卒業するまではなんとか頑張れなかったろうか。
上記を読んで僕はこの家庭には愛情が皆無だと確信しました。
そして、高校中退という道を彼女は選択したのです。
その後彼女は介護職として正社員になります。
しかし、おばあちゃんが大嫌いな彼女はご年配の方々の世話をするのが苦痛で仕方なかった。どうすれば良いか施設長に相談したところ、「自分のおばあちゃんだと思って相手をすれば良い」と言われたそう。
自分のおばあちゃんが嫌いな彼女は精神的な苦痛を受ける。
もう無理じゃん、この仕事。
なんだかんだ仕事は続けたそうだけど、16歳年上の中年男性にナンパされたらしい。
二人は付き合い始め、彼女は彼氏に依存した。
こんな家庭環境に育ったから仕方ないのかもしれない。
彼氏に仕事の悩みも相談したところ「失業保険ももらえるから辞めちゃえ」と。
ナイス助言。
でも、この彼氏。起業するから100万貸してほしいってさ。
…あ、やばい話になってきた。
それで彼女は消費者金融から100万借りて彼氏に渡し、3ヶ月後に彼氏は消えたってさ。
どうやら悪い男に捕まって借金できたらしい。
ここまで書いて、僕は思う事がたくさんあるけどうまくまとめられないでいる。
でも、議題に上げたい事は「彼女はどうすれば幸せになれただろうか」
という事である。
思春期である中学生におばあちゃんの厳しさに耐えて、不登校になるなというのは酷だろう。
精神的には弱いせいだ、というのはあまりにも乱暴だろう。
高校の納入金の1万5千円を、父親が言う様に自分でアルバイトして払えば良かったかもしれない。あと3年間耐えれば高校卒業出来たのだから。
しかも高校に通えば居場所もできる。
高卒ならまだ、卒業と同時に関東の会社に就職し寮生活・社会人生活をスタートして自立した人間になれたかもしれない。
でも、今度はブラック企業に入社して苦痛に感じるかもしれない。
…と考えているうちによく分からなくなってきた。
でも、間違いなく言える事は子どもを育てる事が出来ないなら子どもは生んじゃいけないという事。
もし生んでしまったら、最低限高校卒業までは責任もって育てること、その覚悟を持つ事だと思う。
今の日本社会ではそんな簡単ではないと思うし、僕も今の収入では子どもを育てる事は不可能だ。
どうしたって自助努力は必要だと思う。人によっては彼女は努力が足りないって言うかもしれない。でも、いくら努力したってスタートが厳しい人間は僕のような恵まれた環境の生まれと比べれば遥かに不利だ。
だって僕にはどうしようもなくなれば、実家に帰るというセーフティネットがあるから。
僕は実家に帰れば家賃は払わず、食事も出してもらえる。流石に1円も払わない訳にはいかないけど、せいぜい月3万親に渡すくらいでいいだろう 。
仮に子供を連れて帰っても僕の親は喜んでくれるだろう。そして、子育ての手伝いも必ずしてくれると信じている。
しかし彼女は違う。実家に帰れば嫌いな祖母に会ってしまうし、恐らく障害者の親の世話もしなければいけない。
そういう精神的な余裕が全然違うんだ。
そして彼女には知識もない。
とのこと。多分だけどインターネットも使いこなせていないのでは。
なんというか全然まとまっていないけど、ここで終わります。
もっと日本が住みやすい国になるように、どの家庭に生まれた子でも住みやすい国になる事を願っています…。
そして自分自身は彼女の親みたいにならないように、しっかりとお金を稼いで子どもが出来たら子どもに愛情を注ぎたい。