「就活と恋愛が似ている」って言ってほしくない3つの理由
就活と恋愛が似ているらしいです。
先日、Twitterを見ていたら後輩が「就活と恋愛が似ているのは真理だと思う」という、変に意識の高い就活生のようなつぶやきをしていました。
そういえば僕も就活生時代は「就活と恋愛は似ている」と就活指導の人に言われた記憶があります。当時はへぇーとしか思わなかったけど、今思えばこの文言はすごい変な感じがする。
確かに「出会って、相手を知り、交際に至る」プロセスと「出会って、面接で会話を重ね、内定に至る」プロセスは似ているかもしれない。他にも「恋愛で相手を褒めることは志望動機。自己PRは相手にどう褒められるか」などもGoogleで検索すると書いてあります。
就活指導者が就活の話をするときに分かりやすい切り口でもあるから、ついつい使いたくなるのはわかります。でも、僕はこの例えはどうも好きになれない。その理由は以下の3つです。
①そもそも似ていない
言うほど似ていないと思う。だからあまり言ってほしくないです。
一人で何十社も受ける事を恋愛に例えると、一人の男が何十人の女性を同時進行で口説こうとしている状態です。ましてや、全ての会社に「御社が第一希望です」という事は口説き中の女性全てに「愛している」と言っているようなものなので、恋愛に例えると「気持ち悪い」です。
また企業側が内定辞退者を想定してあらかじめ多めに内定者を出す事を恋愛に例えると女性が男性をキープしている状態。
そう考えるとずいぶんドロドロした恋愛ですね。
また、面接を恋愛に例えるとデートならば、ずいぶんつまらないデートですよ。
就活と恋愛が似ていない理由に関しては就活と恋愛は似ていない。 - 脱社畜ブログを読んで頂ければ書いてあるので詳しくはこちらを読んでください。
②今年の新成人男性の半分以上が恋愛経験ないから
新成人男性の55.8%が交際経験ナシ -18.9%が「片思いの経験 ...
交際経験がない人に対して「就活は恋愛と似ている」なんて言葉はかなーりキツいです。
モテないネガティブ男子がこれを聞いたら結構傷つきます。
「恋愛経験がない俺なんかダメかな」ってなっちゃいます。
可哀想だからやめてあげてください。
恋愛経験ない人でも地方銀行とか大手の企業とかに内定貰った人はいるので恋愛と就活は関係ないです。恋愛経験ない人でもご安心してください!
③「就活と恋愛が似ているなら就職は結婚だ」は夢をぶち壊しすぎだから
新卒の3割が3年以内に退職すると言われる時代です。
終身雇用が当たり前の時代であれば「就職は結婚に似ている」は確かに似ているかもしれません。40年近くその会社でお世話になる(付き合う)のですから。
ただ、たった3年で退職、結婚に例えるならば離婚って思うと切ないです。やめましょう。
いかがでしょうか。
似てないし、傷つくし、夢がないので僕はこの文言はやめてほしいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。