【人手不足なのに不採用?】「日本社会は人手不足」なのに働きたい人が働けない社会【転職エージェントを使おう】
求人が溢れ帰っているのに、無職の方がたくさんいる矛盾。
これ、どうにかならないものでしょうか?
(このブログは2014年に書いた記事を2019年の情報で書き直しております)
統計局ホームページ(2018年)によると2018年の失業率は2.4%です。人数にして159万人です。
2014年の日本の失業率はだいたい4.0%前後。人数にして231万人くらいでしたので4年間でかなり改善されたと言えます。安倍政権がドヤ顔出来る数少ない成果です。
おそらく、体を壊したり親の介護等で実家に帰る必要があるため一時退職をした人なども含まれているとは思います。
また、ぐるりみち。のけいろーさんは現在は無職ながらトークイベントに登壇したり、電子書籍を仲間と共同で書かれるそうです。また、「物書き」として仕事の募集もしているみたいです。けいろーさんのように無職ながら自分で仕事を作ったり、次に向けてステップアップをしている人も中には含まれているとは思います。
ただ、それでも159万人は多いと思う。
対して、大量に溢れ帰れっている求人。
Googleで「求人」って検索するだけIndeed(インディード)、エンジャパン、マイナビ転職、ジョブセンス、ハローワーク…etc。たくさんの求人サイトがでてくる。
Indeedだったら580919件の新着求人があるらしい。新着だけで58万ですよ。
もちろんアルバイトとかの低賃金や、低待遇の仕事も含まれているとは思うのですが、大量の職が溢れ帰っているのがわかります。
まさに「日本は人手不足なのに無職が多い」という矛盾を抱えてる社会なのです。
もくじ
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これは2ちゃんねるみたいな?掲示版サイトですが、みなさん思うことを色々と書き込んでいました。
社会「無職が無能なのがいけない」
無職「社会が高望なのがいけない」
というお互いのミスマッチを主張する意見。
社会「働けクズ」
ぼく「じゃあ働く」
企業「クズは働かせません」
ぼく「じゃあ死ぬ」
社会「自殺はやめよう」
ぼく「じゃあ死なない」
社会「でもクズって生きてる価値ないよ」
ぼく「もう死ぬ」
両親「お願い死なないでちゃんと働いて」
ぼく「じゃあ働く」
企業「クズは働かせません」
ぼく「なるほど」
以下ループ
無職は減らしたい。けど実際には雇ってもらえるだけの人材ではないため、なかなか職に就けないという現実。
18時間労働で総支給16万で働かせたい企業側
8時間労働で総支給22万欲しい労働者側
会社が苦しいことがよくわかる意見ですね。
別に無職の人だけが悪いわけではない
ニートとか引きこもりとかの話を聞いていると「けしからん」「マジメに働け」という意見も聞こえてきそうですが、159万人というハンパじゃない数字を見ると決して彼らだけが悪いとは思えません。
ましてやここまでブラック企業とか労働基準法違反企業がたくさんあり、「過労死(KAROSI)」なんて英訳されるくらいの異常っぷりですから。
かといって企業側が全部悪いのかって言えばそうとは言えない。もちろん明らかに企業の上層部だけが楽して儲けている可能性は否めない。もしもそういう上層部がいれば「その会社は潰れてしまえ」ってちょっと思っちゃうけど、多分ごくわずかだと思う。
人件費を安く抑えないと黒字に出来ないから、労働条件の悪い会社が多いのだと思う。
身も蓋もない意見かもしれないけど、それは「時代のせい」とも言える。
教育の改善はするべき
じゃあ、どうすればこの「人手不足なのに無職が多い」矛盾を解決出来るのでしょうか?
答えは一つじゃないし決して簡単ではないけど、僕の意見としては「教育から変えない」とダメだと思う。
日本の教育は国語・数学・英語・理科・社会はすごい丁寧に教えてくれるけど、「お金の稼ぎ方」や「仕事の仕方」は一切教えてくれない。また、よく企業が求める人間像に「コミュニケーション能力」というのが挙げられるけど一切その教育もしない。元々コミュ力が高い人はいいけど、コミュニケーションを取るのが苦手な子は「大人しくてマジメ」という高評価をつけて放置する。
大学に至ってはマジメに勉強する方がもはや少数派。もはや大学不要論まで出てきている。
8割の大学生にとっては大学は「勉強するところではない」状態になっており、「人生の夏休み」と表現される。しかも、もはや10〜20年前くらい前から言われていることである。
しかもマジメに勉強していた学生も仕事は大学で勉強した分野と全く違う事になる人も多い。(おそらく大学の勉強はどこかで生きてくると思うので無駄ではないと思いますが)
もしも、高校卒業した段階や大学を卒業した段階である程度「働くこと」や「仕事の仕方」「お金の稼ぎ方」を知っていれば、「要らない人材」が減り、「不採用」が減り、「離職者」も減ると思います。
結果、無職の人も減り、人手不足も改善されて日本はもっと良い社会になるのではないでしょうか?
日本の教育って何のためにあるの?
戦後間もない頃だと、「読み書き」を覚えためにも学校は非常に良い場所だったでしょう。当時では中学校まで義務教育というのは画期的だったと思います。でも今は戦後ではありません。「読み書きが出来るのは普通」になっています。
そして、国語、数学、理科、社会、英語を高校卒業レベルまで習うだけじゃ社会では通用しない人が増えています。
もっと教育は上の次元にアップロードされるべきだと思うのです。
今の教育は日本社会で生きていく力を養う気が感じられない。結局は「自助努力」で頑張るしかない。でも頑張れなかった人や、「社会という名のジャングル」に放り込まれて「挫折」した人がたくさんいるから159万人というハンパじゃない人数が無職なわけです。
教師の仕事もブラック化してる現状。
担任、息子の入学式へ…高校教諭勤務先を欠席、教育長が異例の注意
2014年の4月の話ですが、「担任が自分の子供の入学式に出席するために自分のクラスの入学式を欠席した」ニュースです。教師には自分の子供の入学式すらいかせてもらえない。
そして毎日残業ばかりのうえに保護者対応も大変。しかも給料は決して高くない。
現職の教師の方には大変失礼な発言かもしれませんが、教師の仕事をやりたいとは僕は思えないし、子供が好きなだけでは続けられないのではないかと思っています。現在、教師の仕事をされている方は本当にすごいと思う。
どこかで日本の教育は改善しないといけないと、個人的には思っています。
無職の人が採用されない原因はミスマッチです
現在、日本の企業は人手不足を解消する為に外国人労働者を採用したり、AIの導入を検討して簡単な事務仕事を減らそうとしています。
それと同時に新しい人を採用する事にも力を入れています。
「30歳まで新卒」リクルート、採用制度を一新 キャリコネニュース
28歳の私のとっては朗報なのですが、リクルートやヤフーなと一部の企業では30歳まで新卒扱いするという会社もあります。数年前には25歳までを第二新卒とするというニュースも流れて「新卒で失敗すると人生終わり」という風潮はもうありません。
そしてこの流れは今後も確実に加速していきます。
企業は今までの時代の常識を壊してでも人が欲しいのです。もちろん全部の企業ではありませんが人が欲しい企業はたくさんあります。
でも「人手不足なのに不採用」になる理由はほとんどの場合ミスマッチです。
要は、「人手がそこまで不足していないけど、良い人いたら取ろうかな」というスタンスの企業もいて、少しでも良くないところを見つけたらアウトであったり。「明らかなブラック企業だけど、この応募者は絶対サービス残業なんてやらない」と思われたら落とされます。
無職のあなたが悪いわけではありません。あなたに適した会社を受けていないが原因です。
転職エージェントを使いましょう
そういったミスマッチを解消する最適解は転職エージェントの利用です。
転職エージェントの大手はDODAです。
通常の転職サイトは「自分で企業を決めて、自分で履歴書を作って、自分で面接に行きます」
しかし、転職エージェントの場合には転職のプロがあなたの転職活動の相談を聞いてくれます。断言しますが、転職エージェントの人の方が確実に現在の転職事情は詳しいです。あなたが採用されそうなあなたにあった企業を紹介してくれます。
体験談はHPに書いてまして
キャリアカウンセリングの流れと体験談 | dodaの評判を体験者が語る!
簡単にかいつまんで特徴を説明しますと
・キャリアカウンセリングは無料
・事前に履歴書や職務経歴書は作っておく事
・↑しかし、結局修正してくれるので完璧じゃなくても良い
・カウンセラーは穏やかな人だった
・カウンセリングで「転職活動の状況と希望」を詳しくヒアリングされる
・複数の求人の紹介
という感じですが、紹介してくれる求人には「手の届きそうな求人」「少し高望みな求人」「別角度から探した求人」を提案してくれます。
この「手の届きそうな求人」というのが味噌だと思っていて、こういう求人に応募すれば必ず企業と求職者のミスマッチは解消されます。
え?「エージェントの利用は何だか勇気がいる…?」
そんなこと言わないでください…。
ハッキリ言いますが今のままではずっと今のままの人生です。
人生変えたくないですか?人生を変える為の手段は行動しかありません。そしてその先には現状の不満を解消する未来が待っています。
そのためのリスクもハードルも一番低いチャレンジが転職エージェントの利用です。正直、自分で企業に応募して面接いくよりも簡単ですし、気に入らなければカウンセリング受けた後に面接は断れば良いのです。
人生を変える為にまずはHPをみるところから始めましょう。