夢は妄想している時が楽しいもの
民主党のCMで「夢は正社員」というフレーズが最近話題になっていますね。
参照:「夢は正社員になること!」 民主党CMに疑問や「違和感」 : J-CASTニュース
突っ込みどころが多いフレーズです。皆さんこの言葉に対して思うことがあるようです。
参照:『夢は正社員になること』と,言わなくていい世の中が僕の夢です! - 脱貧困ブログ
正直言ってこんなフレーズをCMで流した民主党はどうかしていると思う。
夢も希望もない、って思います。
個人的な意見でしかないのですが、夢は妄想している時が楽しいと思うのです。もちろん一番楽しいのは夢が叶った瞬間かと思います。それは間違いないでしょう。
でも、夢に向かって頑張っている時や理想の自分を想像しているとき、夢を語っている時はとても楽しいと思う。
例えば、甲子園を目指す高校球児がそうだ。
甲子園目指して頑張るけど、結局ほとんどの高校球児は甲子園にはいけないわけです。だけど何年後かに振り返ってみると、「良い思い出だったな」って多くの人はなると思うのです。
ブログで有名ならふらく氏も「夢はタンスにしまっておきましょう」と仰っておりましたし。(参照:夢はタンスにでもしまっておきましょう →『夢、死ね! 若者を殺す「自己実現」という嘘』| らふらく^^ ~ブログで飯を食う~)
だから夢は叶わなくても良い、叶えばなお良いものだと思います。
正社員が夢だとして、正社員になることを妄想している自分は楽しいのか?って考えるとだいだいの人はNOだと思う。
正社員になるために頑張っている自分は楽しいのか?NOの方が多いと思う。
正社員になる夢を語るのは楽しいのか?恥ずかしくて堂々と語れないと思う。
そして正社員という夢が叶った後、ブラック企業やサービス残業が問題となっているこの社会において幸せかと言えばYESとは限らない。
仮にYESだとしても「正社員で収入安定」+「大好きな人と一緒に生活する」など、何かプラスの要素がないと幸せにはなれないと思うし、夢を描くんであれば普通はプラスの要素の方を描くべきでしょう。
仕事はあくまでも手段。手段でしかない仕事を夢にするのは違う。