覚えておくと便利な経済学上の数字【経済に疎い人向け】
経済はあまり詳しくはないのですが、一人の大人として少し勉強しました。そこで思った事は目安の数字を知っておくと結構便利なのではないか、という事です。
多分経済に詳しい人からした当たり前の情報なのでしょうが、経済に疎い人は読んでおくと便利な情報を纏めてみました。
実質経済成長率
プラス2%くらいだとまあ普通くらい
プラス10%くらいなら笑いが止まらないくらい好景気。ちなみに日本の高度経済成長期は10%前後でした。
マイナス成長だと相当深刻な不景気だと言えます。
この数字は現在の景気がどんなもんか知るために便利な基準の数字。
ちなみに2014年の日本の実質経済成長率は0.4%。まだまだ景気がいいとは言えませんね。
参照:日本の実質成長率、14年は0.4%増に下方修正 OECD経済見通し :日本経済新聞
72の法則
72の法則とは…あるものの量が2倍になるまでに要する年数は、72を年間の増加率で割ると求める事が可能。という法則です。
例えば実質経済成長率が2%なら72÷2=36年でGDPが2倍になる計算。
他にも利子率が6%の外国の銀行にお金を預けた場合、72÷6=12年で預けた金額が倍になります。※税金とか手数料は無視して考えた場合。
資産運用する際の参考にしてみてはいかがでしょうか?
国民一人当たりのGDP
GDPとは1年間でどれだけの財・サービスを生産したかを計る数字です。
現在(2015年)のGDPランキングは1位アメリカ、2位中国、3位日本です。
ですが、GDPは人口に依存するため、GDPだけでは国民の経済的豊かさを計る事は出来ません。
そこで登場するのが国民一人当たりのGDPです。国民一人当たりのGDPなら、1年間で国民一人当たりがどれだけの財・サービスを生み出したのか分かるため、そこからおおよその暮らしぶりが判断出来ます。
日本の国民一人当たりのGDPは約3万9000ドル(2013年)です。
対してGDP世界2位の中国の国民一人当たりのGDPは7000ドルほどです。大きく差がついていますね。
さて、こちらが目安ですが、一人当たりのGDPが3500ドルを超えると車が爆発的に売れる豊かさで1万ドルを超えると先進国と呼ばれます。
自動車メーカーなどはこの数値を観て何処の国に売り出すか決めている事は言うまでもないでしょう。
ちなみに韓国の一人当たりのGDPは2万6000ドル。北朝鮮は1100ドル程度です。
日経平均株価
バブル期が過去最高で3万8000円ほど。
2000年頃のITバブルで2万円くらい。
2006年〜2008年は1万6000円前後。
リーマンショック後の2009年〜2013年は1万円前後
そこから右肩上がりに回復し現在(2015年7月)は2万円前後です。
だから何なのか?って感じだが、日経平均株価が高いと①株主の利益が増える②企業価値が上がり思い切った経営も可能になる。という事が言え、日経平均株価が低いと逆の事が言える。
簡単に言えば日経平均株価が高ければ景気が良いくらいの認識で結構かと思います。
ただ、目安として覚えておくと便利。
目安を覚えておけばニュースで日経平均株価が表示されただけで、大体の景気の判断が出来る。実質経済成長率以外にも目安の数字を覚えたほうが良いでしょう。
単純に現在はITバブルくらいの景気だといえる訳です。しかし、まだ上がっていくよう、期待されているみたいですね。
株で勝つ人の割合
しかし、日経平均株価が上がり傾向だからと言って株に手を出す事は基本的にオススメしていません。
株に勝つ人の割合は1割程度と言われています。2割の人がトントンくらい。そして残りの7割は損をしているのです。
株は一部のプロしか勝つ事は出来ません。大体の素人は損をします。よほどの自信が無い限りはやらない方が良いでしょう。
最後に
まだまだ勉強中の僕ですが、こんな数字を覚えました。
もっと有益な事を勉強できたらまたお伝えしようと思います。
ではではー。