『人を動かす』には人間関係の悩みを解決するヒントが散りばめられている【マンガ版を読んで】
どうもキョウ(@kiku9113)です。
カーネギーの『人を動かす』を読みました。
しかし、文庫版があまりに難しくてマンガ版にスイッチ。
マンガ版に代えて良かったです。
サクサク読み進める事が出来て、話に引き込まれました。
あっと言う間に2周読み終えました。
(参考記事)
上記の記事ではなぜマンガ版が良いのかをつらつらと書いていきましたが
当記事では『人の動かす』のレビューを書いていきます。
この本は全てのビジネスマン必読です!
人間関係は複雑で、全員が良好な人間関係を築く事は困難です。
新社会人だけでなく、部下を持つ上司、ベテラン営業マンにもオススメです。
更に言えば、「家庭」「学校」「町内会」「友達」などの全ての人間関係で悩みがある人も手にとって読むべき本です。
人間関係を円滑にするヒントが散りばめられている
例えば、人を動かすの原理の1つに「盗人にも5分の理を認める」というのがあります。
なんと、極悪の犯罪者ですら自分は悪い事をしていない。と考えている。
このようにカーネギーは言います。
人と人が喧嘩している時、お互いが自分の主張を正しいと思っています。
たとえ自分が正しい事を言っていても、その状態では一向に相手に響きません。
伝わらなければ全く意味がないのです。
本書の中では会議のシーンで、他の人の発言に異論を発するシーンがあります。
「今回は我々も負担金を払っているのだから見返りを求めるのは当然」
「正論を言っているだけだろ」
このように怒りを込めて発言しています。
しかし、
もっと違った言い方をしたり、相手の話を聞いてあげた方が良い。
というのが本書の主張です。
実生活でもそうではないでしょうか。
例えば夫婦喧嘩でお互いの意見をぶつかりあっている時、自分の意見をぶつけるよりも聞く方に徹底して、
その上で自分の意見を相手に伝えたり、折衷案や妥当案を提示した方が丸く収まります。
怒りを込めた正論は相手には正論に聞こえません。
お客様との接し方のヒント
『人を動かす』を読んでいて私でも実践が出来そうだと思ったのが「人に好かれる6原則」です。
ここに書かれている内容は特に新人のビジネスマンこそ、役立つ内容です!
一部を紹介させて頂きます
「人の名前を覚える」
名前を覚えるという事は簡単そうに見えて難しいものです。
しかし、人の名前を覚えて呼んでもらえる事は絶大な効果を発揮します。
「自分の名前を覚えていて、それを呼んでくれるという事は、まことに気分の良いもので、つまらぬお世辞よりもよほど効果がある」
カーネギーは上記のように言っています。
また、『99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ」という別の方の著書でも名前を覚える事の効果を謳っています!
これを読んで、私は仕事でお客様の名前を覚える工夫を始めました!!
また、やはりお客様からも「男の社員さん」と言われるよりも名前で読んでもらえた方が気分はいいです。
誠実な関心を寄せる
そもそも人間は他人よりも自分の事に関心を持っています。
だから、「友を得るには、相手の関心を引こうとするよりも相手に純粋な関心を寄せることだ」とカーネギーは言います。
また、「この件に関する達人がいる。それは犬だ」とも言います。
犬は人間に尻尾を振って媚びて、人間に好かれる、という事を自然とやっています。
人に好かれるコツは犬からも学ぶ事が出来るのです。
しかし、『人を動かす』は理解出来ても実践は難しい
本記事で紹介した内容はほんの一部です。
本当はもっと『人を動かす』から学べる事はあります。
「対お客様」だけでなく、「対同僚」「対部下」「対上司」「対家族」 「町内会やPTA」でも役立つヒントがたくさん散りばめられています。
是非本書を手に取ってお読み頂ければと思います!
しかし、『人を動かす』のこの理論は理解する事は出来ても実践する事は非常に難しいと本書でも記されています。
何度も本を読んで、自分なりにビジネスや日常生活で応用して身につけていくものなんです。